各曜日のヨガレッスンの難易度や強度について

この週末、朝、窓を開けたら、今年初の蝉の声が聞こえてきました。
土の中からでてきたばかりで、練習不足?、まだちょっと鳴き方が下手な子もいて微笑ましい。
そのうち、大音量の蝉しぐれになると、暑さもあいまって勘弁してくれ~、になるんだけど。
ヨガも日々の継続、練習で上手になっていくのは、蝉と同じです(笑)。


小さなヨガ教室Living Room YOGA olivierでは、
90分のシヴァナンダヨガレッスン、60分のジェント
ルヨガレッスンを開催しています。
☆スケジュールはこちら

90分レッスンは、左記のチャートにあるシヴァナンダ
ヨガの基本の12のアサナ(ポーズ)を主に練習する
スタンダードクラス。

60分レッスンは、基本の12のアサナの中から
やさしいものを主に、回数を少なくしたり、
キープの時間を短めにすることで、比較的ゆるやかな
構成にしています。


どちらも、ヨガの効果=関節を動かす、関節まわりの筋や腱のこわばりをほぐす、血行を良くする、
ゆったりとした呼吸で心身を穏やかに、健やかに保つこと、は同じです。

違いは、それぞれのアサナ(ポーズ)のキープの時間や回数、バリエーションなどで強度をつけることで、
より筋肉をつけたり、さらなる柔軟性を高めたり、集中力を養うことに重きがおかれる点でしょうか。
そして気をつけたいのは、難しいアサナがより効果があるというわけではないという点。

同じ90分、60分のレッスンでも、お天気や気温、参加してくださる方々の体力や体調、
ヨガの経験などにより、少しずつ強度やアーサナのバリエーションを変えてガイドするようにしています。

ビギナーの方が多いクラスは、呼吸法もカパラヴァティではなくアニロマヴィローマ(片鼻呼吸)にしたり、
ヘッドスタンドの代わりにシャシャンカーサナやドルフィンなどの準備段階のポーズを行ったり。

前屈にも両前屈だけでなく、片脚でやるもの、脚を外側にたたむ、深く交差させるなど、
いろいろな種類があり、効果も少しづつ違うので、余分な水分をためこんでむくみが気になる
今の季節は深い前屈をとりいれて、脚の裏側のふくらはぎ、膝の裏側、太ももの後ろ側をよく伸ばします。
後屈、ねじり、体側伸ばしも然り。
太陽礼拝ひとつとっても、簡単にやろうと思えばいくらでも手が抜けるし、
一つ一つをしっかり丁寧にやると、ぐっと身体に響きます。次の日にも・・・筋肉痛が(笑)。

心も身体も、一日、一瞬をとっても同じ状態はなく、常に変化しています。
そんな移ろいやすい心身を、なるべく良い状態にチューニングして、保つのがヨガの良いところですので、
レッスンはじめのシャヴァーサナとプラーナーヤーマ(呼吸法)あたりで、日常の喧騒から離れて、
まずはしっかりと自分のその日の状態を把握しましょう。

ちょっと今日は体力がないなとか、疲れているなと感じる日は、過信したり、無理をせず、
キープの回数を減らしてみたり、シャヴァーサナでお休みをすることも大事です。

そして、今日はめっちゃ元気、調子がいい、もっと動きたいと感じる日は、
太陽礼拝でも、ひとつひとつの動きをしっかりていねいに、アーサナもひとつ次のバリエーションに
チャレンジしてみたり、キープの時間を長めにとったりすることで、心身をより強化していきましょう。

バリエーションやポーズごとの強度の変え方は、レッスンの流れの中でもご説明しますし、
レッスン後のお茶の時間にもご質問承っています。

ヨガの種類は今や数えきれないほどありますが、世界中で親しまれている
身体を動かすこと(アーサナ)を主体としたヨガは、ほとんどがハタ・ヨガを起源としているので、
流派が違っても同じアーサナもあれば、バリエーションや流れ、構成に違いを持たせることで、
得られる効果も様々、受け取る側の状態によっても違いがあるのではないでしょうか。

シヴァナンダ・ヨガは、その中でも、リラックス系の比較的ゆるやかなヨガに分類されています。
強度の高いものでは、アシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨガ、パワーヨガなどが有名です。

わたしはどんな種類のヨガもそれぞれ楽しいのですが、ざっくりとした感想としては、
強度の高いヨガをすると心身ともに活性化され、ヤル気スイッチがオンになり、その日一日はとても
パワフルに動けます。
緩やかなヨガをしたときは、呼吸が深くゆったりとして、穏やかで冷静な自分の内面に気づき、
周囲に優しく接することができるように感じます。

気負いなく、アウェイ感なく、自分の身体と気持ちと対話する場所、傾きかけた気持ちを
調える場所を見つけた!と思って、ヨガレッスンにご参加いただけたら嬉しいです。

夏本番、ヨガで暑さと仲良く過ごしていきましょう♡

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